SECTION 01🏠 新しい見込み客:高槻の定食屋さん
なかくんの本業の訪問先から、そのまま運用代行の見込み客につながった話からスタート。
- なかくんが訪問して契約になったお店で、同行していた先輩が「ほかにもお役に立てることはありますか」とひと言。すると「娘が同じ商店街でお店をやっている」と紹介してもらえた。
- 紹介先はJR高槻駅近くの商店街にある定食屋さん(昼=卵かけご飯とおばんざいの定食/夜=ハンバーグと一品料理・お酒)。行ってみると「インスタが気になっている」と言われた。
- Instagramのフォロワーは3,000人台。インスタライブで伸ばしたアカウントで、ライブを長時間やっていた時期がある(直近2〜3週間はやっていない)。
- 店主は経営力が高い。テレビの取材スタッフが商店街で紹介できる店を探していたとき「うちしかありません」と言って、地上波で紹介された。
- 看板の卵かけご飯は卵へのこだわりが強い(鮮度を重視して仕入れ先を選んでいる)。ランチは1,000円台半ば〜後半と強気の価格だが、「払うだけの価値がある」(なかくん。先輩も自分からまた行っていた)。
- お弁当の大口注文にも対応していて、団体のイベントで100個を超える注文を受けた実績がある。
- 予算感はまだ聞けていない。なかくんの見立ては「ストーリーズの運用をやってほしい、くらいの温度」「インスタは手放したい感じが出ていた」。
なかくん「好きな人ってこだわるじゃん。食べることにはお金を惜しまない。だから多分それが結構強みなんじゃないかな」
「もっとお役に立てることはありますか」の一言で、本業の訪問営業がそのまま紹介の入口になった。しかもこのお店が上手くいけばお母さまのお店(SECTION 09)も続く、という数珠つなぎの構造。なかくんは近くの店を目印にして先輩とエリアを分けて回っており、近所のコーヒー店も紹介してもらえそうとのこと。
SECTION 02📍 立地と、呼べそうなお客さん
地図とお店のInstagramを画面で見ながら、どんな人に来てもらえそうかを3人で出し合った。
- お店は商店街の通り沿いで、阪急とJRの駅の近く。ただ、賑わっているのは駅の反対側で、お店はやや外れた位置。賑わっている側で広告を打って、こちらへ来てもらう手もある(なかくん)。
- 一方でお店側のエリアには飲食店が少なく、競合らしい店がほとんどない。
- 近くに大きな企業の研究所などがあり、会社員を狙える。会社のイベントやセミナーのお弁当にも広げられそう。
- 時間帯でメニューが分かれている(昼=卵かけご飯、夜=おばんざい・お酒・21時まで)ので、時間帯ごとにターゲットが変わる。「それぞれでリールが作れそう」(しょーちゃん)。
- 今は定食屋さんに見えているので、夜にお酒も飲めることはアピールしたい(こりん)。
- 卵かけご飯は最近ちょっと流行っている。単身赴任の人など「家でも食べられるけど、外でちょっといいのを食べたい」「自分へのご褒美」「気持ちの拠り所」になりそう(こりん・しょーちゃん)。
- どんなお客さんが普段来ているかは、ヒアリングで聞ける(しょーちゃん)。
ここで出た「会社員を狙うか?どんな層が多いのか?」を確かめるために、なかくんからしょーちゃん(クロコ)へ高槻駅まわりの市場調査の依頼が出た。結果はSECTION 11。
SECTION 03🎬 飲食店向けプランのたたき台
なかくんが「パッと思い浮かんだ」のが、3人が以前関わっていた「月1回撮影して動画を作る」型の集客サービス。飲食店ならこのモデルが合いそう、という話に。
RESTAURANT PLAN — たたき台(月額型)
① 月1回お店に撮影に行き、動画を1本作る
② ライブ・ストーリーズの相談(どう組んで出すか、を一緒に整える)
③ 広告は、最初はやらないかもしれない。やりたくなったときにやり方をサポートする
目安=月5万円。「これ以上は本当に出せないと思う」(しょーちゃん)
- ターゲットが今までのプランと変わる。飲食店はなるべくコストをかけたくない意識が強いので、飲食店向けのプランを1つ持っておいていい(こりん)。飲食店を回っている知り合いにもプラスアルファで付けてもらえる形にできる。
- 広告の設定自体はMeta Business Suiteでできる。ただ効果分析まで細かくやった経験はまだないので、「一回やってみよう」という提案の仕方になる。
- 押すポイントは動画が資産としてアカウントに残り続けること。作ったときだけでなく、あとからインスタを見に来た人にも効く。
- 以前手がけたお店の投稿を見せて「こういう雰囲気になります」と伝えるのも有効。
- 費用を抑えたいとなればほぼ丸投げのプランになり、広告を少し回しつつという形(なかくん)。基本はリール中心。
SECTION 04📦 小さなお店は「3ヶ月パッケージ」で自走まで
しょーちゃんから、月額で続けるより期間を区切る案。
3-MONTH PACKAGE — 案
3ヶ月でまとめて15万円前後(「14万8,000円」という声も)
└ 最初の数本はこちらで作る(作った動画がそのままお手本になる)
└ スマホのアプリでの操作まで教える。型のテンプレートを渡す
└ 3ヶ月の間に自分でも作ってみてもらい、添削する
└ ゴール=3ヶ月後にお店が自分で投稿できる状態
- 理由は「飲食店は自分でやりたい人の割合が高い気がする」から。本当はクオリティを出したいが、自分でやりたいお店にはこの形が合う(しょーちゃん)。
- 期間が決まっているほうがお互い動きやすい。スケジュール感も経費も精算しやすい(こりん)。
- ただしご本人が本当に自分でやりたいかは分からない。今回のお店はインスタが得意ではなく、手放したい様子だった(なかくん)→ ヒアリングで「どこまで自分でやりたいか」を確認する。
同じ「飲食店向け」でも、任せたいお店=月額(丸投げ寄り)/自分でやりたいお店=3ヶ月パッケージ(伴走して卒業)の2つの出口がある、という整理になった。どちらを出すかはヒアリングで決まる。
SECTION 05🏷️ 価格の見せ方:相場を先に伝える
- 「月5万円は高い」と言われる可能性もある(しょーちゃん)。
- 他社に頼んだら5万円では済まない。「他はこのくらいの価格帯なんですよ」と先に植え付けておくほうがいい。普通なら10万円くらい(こりん)。
- なかくんはその場の空気で決める派。「5万9,000円なのか、6万9,000円なのか」。正規の値段は最初から言わず、「本来は3ヶ月20万円なんですけど、今回は3ヶ月16万8,000円でいかがでしょうか」という出し方を想定(月あたり5万円台)。
こりん「他ってこのぐらいの価格感なんですよ、っていうのは植え付けた方がいいかもしれない」/しょーちゃん「それは言った方がいいかもしれない」
第6回で決めた「通常価格に下駄を履かせてから見せる」の飲食店版。3ヶ月15万円(しょーちゃん案)と16万8,000円(なかくん案)で数字がまだ揃っていないので、正式な価格は持ち越し。
SECTION 06📏 効果の測り方:「インスタを見た」の来店数
最後にどうやって効果を感じてもらうか、がいちばん大事(しょーちゃん)。
- 飲食店でよくあるのは「インスタを見ました」と言ったら特典。このお店はドリンク無料チケットを定期的に配っているので、「インスタを見たと言えばドリンク1杯無料」にしてその件数を数える。
- 月5万円に対して、新規のお客さんが何人来たかを継続して見せる。例えば「今月はインスタから10人」なら十分納得してもらえる。
- ヒアリングで「インスタから月に何人来てほしいですか」を聞く。100人と言われたら5万円では無理。
- 1ヶ月では効果が測れない。基本は3ヶ月。ヒアリングで「3ヶ月で持っていけるゴール」を探る(こりん)。
KPIを「フォロワー」や「再生数」ではなく「インスタ経由の来店数」に置いたのがポイント。お店の人にいちばん伝わる数字で、計測の仕組み(特典)もお店がすでに持っているものを流用できる。
SECTION 07📲 ストーリーズ・ライブ・LINEの役割分担
LINE:来店後のリピートはお店がすでに持っている
- お店は公式LINEを運用済み。紙のポイントカードをLINEのショップカードにしていて、来店した人はほぼLINEに登録しているはず(しょーちゃん)。
- → 来店後はお店が確立しているので、こちらは「リールを見て来店するまで」をインスタで担当する、という線引き。
ストーリーズ:月の予定をもらって、こちらで予約投稿
- 今のストーリーズは「お店開いてますよ」「何時まで営業しています」程度だと思われる(なかくん)。
- 1ヶ月の営業スケジュールをもらい、写真、またはAIで作った画像でこちらが作る(こりん)。撮影のときに素材をまとめて撮っておく(なかくん)。
- Meta Business Suiteを使えばストーリーズも予約投稿できる(アプリからはできない)(しょーちゃん)。
ライブ:TikTokにも同時に流す
- ライブで伸ばしたアカウントなので、コメントが怖くなければTikTokにも同時配信したほうがいい(こりん)。スマホ2台で同時にできる(しょーちゃん)。
SECTION 08🎥 撮影は誰が行くか
- 場所が関西なのでこりん・しょーちゃんは動けない。なかくんが撮影に行く。
- ただなかくんの負荷が大きいので、アイサークルで行けそうな人に撮影だけお願いするのも手。素材さえ撮ってきてもらえれば、編集はどこでもできる(こりん)。
- なかくんに東京行きの話が出ている件(第6回 SECTION 02)にも触れ、決まった場合は「大阪に誰か1人置いて、高槻に同行して撮り方を教えるしかない」。東京に行ったらそっちのエリアを開拓すればいい、という前向きな話に。
SECTION 09🍜 お母さまのお店もセットで
なかくんが本業で契約したお母さまのお店も、集客に悩んでいる。
- うどん・そばのお店で、本格的な韓国家庭料理(テイクアウト可)も出している。売上はうどん等6:韓国料理4。開業して1年ちょっと。
- 料理の腕はあるがSNSはまったく。LINEは娘さんが設定したのでは、という見立て。
- いろいろ見せたほうが良く見える、と思ってしまい、何を伝えたいかが分からなくなっている(こりん)。→ うどんと韓国料理でアカウントを分けたほうがいい。
- 進め方=娘さんのお店を先に進め、お母さまのお店には無料で少しアドバイス。やるなら月1本(5万円)か、もう少し安い2ヶ月に1本のプランで、同じくLINEにつなげる(なかくん)。
- 娘さんのお店が上手くいけば、お母さまも「やる」となるはず。
開業1年ちょっとのお店こそSNSと相性がいい(しょーちゃん・こりん)。そしていずれ「求人で悩んでいる」話にもぶつかるはずで(なかくん)、飲食店の集客支援が採用特化のリクフル本体への入口にもなり得る。
SECTION 10💹 5万円台の月1撮影型から見えたこと
3人が以前関わっていた月1回撮影型の集客サービスを、中身の配分から見直した。良し悪しの評価ではなく、自分たちのプランを作るための記録です。
- 月5万円台の中身を分けると、広告費2万円前後・営業に1万円・撮影編集に1万円ほど。一つひとつの厚みが出しにくい。
- 一方で年間契約(月5万円台×12ヶ月で60万円台)なので、長く続くほど利益が出る設計なのかもしれない。最初は広告費をかけても、当たりが決まれば最小限の広告費で効果が出せる(こりん)。
- 契約期間は場所によって違うようで、こりんの担当先は3ヶ月更新だった。
なかくん「もうちょっと、厚みを持って提案したい」
こりんの広告勉強会(この日の午後)との接点
- 勉強会の講師は「1枚のページでも集客できる」がモットーの人たち。コピーライティングで1枚でも心に刺されば集客できる、広告にお金をかけて最大限の効果を出すやり方。
- 飲食店の集客にも活かせる。広告費は掛け捨てではなく、売上につながる投資(なかくん)。
ヒアリングの型(講座で紹介されていた流れ)
- SNSの話から入らない。まず「どこに課題を感じていますか」を3項目ほど聞き、相手にたくさん話してもらう。そのうえで「SNSならこれができます」と説明すると刺さる。いきなり「リールが」と言っても伝わらない(しょーちゃん)。
- ゴールから数字を逆算する。例:「来店を増やしたい」なら、来店○人のためにLINE登録が何人必要か → そのLINE登録を増やすには何が必要か、という順で聞く。
SECTION 11🗺️ 宿題の市場調査:高槻駅まわりの結果
なかくんからの依頼「高槻周辺にどういう層がいるか」を、会議後にしょーちゃん(クロコ)が調べて資料にしました。9/25(金)のなかくんのヒアリングで使う前提です。
| お店から徒歩10分圏(約800m) | 高槻市全体 |
| 人口 | 約2.5万人(約1.3万世帯) | 約34.3万人 |
| 1世帯あたりの人数 | 1.91人 | 2.05人 |
| 20〜39歳の割合 | 24.2% | 19.8% |
| 65歳以上の割合 | 22.2% | 29.3% |
- 駅前は「若くて、一人〜二人暮らしが多い」。お店のすぐ周り(芥川町・紺屋町・高槻町・城北町など)は1世帯1.7人・20〜39歳が約3割。→ 夜の「実家みたいな晩ごはん+一杯」が刺さりやすい。
- 駅の北側は子育てファミリー(白梅町・紫町・月見町など:1世帯2.2人・14歳以下が15%)。→ 土曜のランチ・テイクアウト、お店の「小学生以下は無料」が効く。
- 昼は駅に人が集まる。JR高槻駅は1日の乗車が約5.8万人、阪急高槻市駅は乗り降りで約5.8万人。お店から徒歩圏に関西将棋会館(約150m)・JTの医薬研究所(約280m)・市役所・大学・病院。→ 平日ランチとお弁当は「駅前で働く人」。
会議で出た「会社員を狙う」は数字でも裏づけられた。加えて夜=近くに住む20〜30代の一人暮らし・共働き、週末=駅北のファミリーという時間帯ごとに違う客層が見えたので、リールも「昼・夜・お弁当」で分けて作るのが素直。資料はPowerPoint(PDF付き)でなかくんに共有します。
人口は高槻市の住民基本台帳(2026年6月末)の町丁別データを使い、各町の代表地点がお店から何m離れているかで「徒歩10分圏」を決めています(おおよその範囲)。昼間に駅前で働いている人の正確な人数は住民データには出ないため、駅の乗降数と周辺の施設から推定しています。
NEXT ACTIONS✅ 次回までのアクション
- なかくん9/25(金) 定食屋さんへヒアリング。確認したいこと=①予算感 ②どこまで自分でやりたいか/任せたいか ③インスタ経由で月に何人来てほしいか ④普段どんなお客さんが来ているか(昼・夜・お弁当) ⑤「インスタを見た」特典(ドリンク無料)を使えるか
- しょーちゃん高槻駅まわりの市場調査資料をなかくんへ共有(作成済み)
- しょーちゃん本会議の要約レポート作成(クロコ)
- こりん広告勉強会の学びをアウトプット(飲食店の集客に使える部分)
- 全員飲食店向けプランの中身と価格を決める(月額型/3ヶ月パッケージ。9/18の定例で)
- なかくんお母さまのお店に無料で少しアドバイス(うどんと韓国料理でアカウントを分ける案)
- 全員関西で撮影に行ける外注先(アイサークル内)に当てがあるか考えておく
PENDING📌 持ち越しになっている論点
- 飲食店向けプランの正式価格。月5万円/3ヶ月15万円前後(しょーちゃん案)/本来20万円→3ヶ月16万8,000円(なかくん案)が並んでいて未確定
- 月5万円で動画1本を出したときの原価(撮影に行く人の交通費・時間、編集外注費)。第6回の外注単価(編集5,000円・台本3,000円)で一度計算しておきたい
- 広告費を月額に含めるか、別にするか。含めると中身が薄くなる(SECTION 10)
- 「インスタを見た」特典のドリンク代をお店が負担してくれるか
- なかくんの東京行きが決まった場合の関西の撮影体制
- 第6回からの持ち越し(会社名/「込み→別途」の件/初期費用の二重取り など)は今回触れていません